Author: jefong4_y7xg7y

  • だれのせい?

    だれのせい?

    ‘Who Is To Blame?’

    Story

    森に住むクマの兵士は誇り高い戦士。

    自分の剣の切れ味を試したくて、なんでもかんでも手当たり次第、森中の木を切っていました。

    ある日、上流のダムから水があふれ、自分の砦が壊れてしまいました。

    オレ様の砦を壊したのはだれだ?!

    イタリアの人気絵本作家・エストニアの著名絵本画家が描く「自己中なクマの戦士の犯人探し」。思いがけない真実を発見し、すべては思っていたとおりとはならないことを知る物語。

    作:ダビデ・カリ
    絵:レジーナ・ルック-トゥーンペレ
    訳:ヤマザキマリ
    定価:本体価格2,200円+税
    ISBN978-4-910956-00-8 *幼児以上向け

    購入は下記サイトから

    About the Authors

    作/ ダヴィデ・カリ

    Davide・Cali

    1972年スイス生まれ。イタリア育ち。絵本、児童書、グラフィックノベル作家。これまで180冊以上の著作があり、フランス、ポルトガル、スイス、アメリカ、カナダなど30カ国以上で翻訳出版されている。2006年、「Piano Piano」でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれ、各国から数々の賞を受賞。「THE WRITER」は、ニューヨーク・タイムズの2022年度Best Illustrated Bookに選ばれた。邦訳絵本に「まめまめくん」「うちのネコがきらいです」「ゾウがあのこを 好きになると」など多数。

    絵/ レジーナ・ルック–トゥーンペレ

    Regina・Lukk-Toompere

     1953年エストニア生まれ。絵本画家。1981年、国立エストニア美術アカデミーのブックデザイン・イラスト学科卒業。今までに90冊以上の絵本を制作。エストニア児童書トップ5に15回に選ばれている。2014年にはIBBY(国際児童図書評議会)のオナー・リストに載った。2019年にはエストニアで最も権威のあるエドガー・ヴァルターイラスト賞を授賞した。

    訳/ ヤマザキマリ

    Mari Yamazaki

    1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。)

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    わたしは なれる

  • わたしは なれる

    わたしは なれる

    Sangita Jogi ‘The Women I Could Be’ published by Tara books

    Story

    民族アーティストの絵や伝統的なシルクスクリーン印刷を用いるなど、世界一美しい本を作るといわれているインドのタラブックス。

    この絵本もインドで印刷製本され、アーバン・フォークを受けつぐサンギータの躍動感あふれる美しく楽しい絵が踊る。

    幼くして嫁いだサンギータが労働の合間に、「やりたいことを自由にやれ、なりたいようになれる」遠い世界の扉を開いてくれる

    「これからの女」たちの絵を描きつづける。しなやかな想像力で厳しい現実と闘いつづける抵抗のアート本。

    この本を手にすれば 絵が、本が、ひとりの人を、社会を、世界を、変えることができるかもしないと、信じることができる(訳者:小林エリカ)

    作:サンギータ・ヨギ 訳:小林エリカ
    装丁:名久井直子 
    定価:3,600円+税 判型:B5 ページ数:138 ページ 

    ISBN978-4-910956-01-5
    *子どもから大人まで(総ルビ付き)


    Authors

    訳/ サンギータ・ヨギ

    Sangita Jogi

    2000年インド西部グジャラート州アーメダバード生まれ。

    独学で絵を身につけたアーティストの両親から絵を学ぶ。小学2年生まで学校に通う。幼くしてランジャスタン州の大家族の家に嫁ぎ、一男三女の母になる。労働の合間に絵を描き続け、母・テジュベハンの本を作ったタラブックスに才能を見出され、本著が生まれた。

    訳/ 小林エリカ

    Erika Kobayashi

    1978年東京都生まれ。

    作家・アーティスト。著書に2024年毎日出版文化賞受賞『女の子たち風船爆弾をつくる』『彼女たちの戦争  嵐の中のささやきよ!』『マダム・キュリーと朝食を』など、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』、訳書にアンネ・フランク・ハウス編『アンネのこと、すべて』などがある。

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    だれのせい?

  • 『望星』(東海教育研究所) 2月号

    『望星』(東海教育研究所)2月号に絵本コーディネーターの東條知美さんが『だれのせい?』を取り上げてくださいました!

    「絵本は子どもだけのものにあらず」というタイトルで、大人も絵本から学ぼう!と、絵本に込められた平和への期待を綴られ、『だれのせい?』の物語に込められた、責任転嫁の先にあるもの、内省と優しさの先にあるものを、読者に問いかけていると、大人にも読んでもらいたい絵本として紹介してくださいました。

  • 『エデュカーレ』1月号掲載

    汐見稔幸責任編集・保育者と親のための交流雑誌 『エデュカーレ』1月号の書評欄に掲載されました。

  • 聖徳大学児童文化コース

    聖徳大学児童文化コースに呼んでいただき、ひとり出版社立ち上げの奔走物語と女性のキャリアについてお話してきました。

  • 11月12~14日【Benesse】たまひよオンライン Interview

    11月12~14日【Benesse】たまひよオンラインにヤマザキマリさんと絵本『だれのせい ?』について全3回のインタビューが公開されました!

    第1回は→こちら
    絵本は子どもの自由な想像力を育てる土台になる。クマの兵士の姿から見えるものとは?

    第2回は→こちら
    「留守番ばかりで寂しかったことも」破天荒だった母の子育て、必死に生きた自分の子育てを振り返る

    第3回は→こちら
    28歳で妊娠・出産し、未婚の母に。できることは何でもやって必死に働き、息子を育てた日々

  • 『婦人公論』11月号 「地球の住民」連載エッセイ

    『婦人公論』11月号の「地球の住民」連載エッセイでヤマザキマリ さんがで『だれのせい ?』について書いています。

    「この絵本との出会いによって、いったん立ち止まり、深呼吸をしたような心地になった‥」嬉しい言葉です。

    記事は→こちら

  • 文化放送「日曜はがんばらない」

    文化放送「日曜はがんばらない」で『だれのせい ?』が紹介されました。
    元NHKアナウンサー村上信夫さんと医師の鎌田寛さんのラジオ番組で、ヤマザキマリ さんがゲスト出演をし、『だれのせい ?』について、「今の世の中のすべてに当てはまるような絵本」と翻訳を引き受けた理由の一つを話しました。

    放送のストリーミングは→こちら

  • 東洋経済オンライン「60代で企業させた絵本」

    東洋経済オンラインで「60代で企業させた絵本」と紹介されました。


    エストニア人絵本画家・レジーナさんと出会い、ひとり出版社を立ち上げ、絵本を出すまでの挑戦を10年後に後悔したくない生き方として、取材してもらいました。

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  • 月刊書評誌『子どもの本棚』

    月刊書評誌子どもの本棚の今月の書評に取り上げていただきました。

    評者は小学校学校司書・絵本専門士の森和子さん。
    通常は学年を超えて同じ本を読み聞かせしないが、『だれのせい?』は4〜6年生に聞いてもらったと。学年が違うと、子どもたちの感想がそれぞれ違って面白い。 

    総合学習で環境問題に取り組んでいるので、木を切り倒すクマの兵士に 「ダメでしょう!」「ウソ!」。6年生は「自分のおかした罪を隠さず、行動移すすがたに心打たれた」など。

    みんないっぱい考えてくれた〜ありがとうございました。

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