Sangita Jogi ‘The Women I Could Be’ published by Tara books
Story
民族アーティストの絵や伝統的なシルクスクリーン印刷を用いるなど、世界一美しい本を作るといわれているインドのタラブックス。
この絵本もインドで印刷製本され、アーバン・フォークを受けつぐサンギータの躍動感あふれる美しく楽しい絵が踊る。
幼くして嫁いだサンギータが労働の合間に、「やりたいことを自由にやれ、なりたいようになれる」遠い世界の扉を開いてくれる
「これからの女」たちの絵を描きつづける。しなやかな想像力で厳しい現実と闘いつづける抵抗のアート本。
この本を手にすれば 絵が、本が、ひとりの人を、社会を、世界を、変えることができるかもしないと、信じることができる(訳者:小林エリカ)
作:サンギータ・ヨギ 訳:小林エリカ
装丁:名久井直子
定価:3,600円+税 判型:B5 ページ数:152ページ
ISBN978-4-910956-01-5
*子どもから大人まで(総ルビ付き)
Authors
訳/ サンギータ・ヨギ
Sangita Jogi
2000年インド西部グジャラート州アーメダバード生まれ。
独学で絵を身につけたアーティストの両親から絵を学ぶ。小学2年生まで学校に通う。幼くしてランジャスタン州の大家族の家に嫁ぎ、一男三女の母になる。労働の合間に絵を描き続け、母・テジュベハンの本を作ったタラブックスに才能を見出され、本著が生まれた。
訳/ 小林エリカ
Erika Kobayashi
1978年東京都生まれ。
作家・アーティスト。著書に2024年毎日出版文化賞受賞『女の子たち風船爆弾をつくる』『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』『マダム・キュリーと朝食を』など、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』、訳書にアンネ・フランク・ハウス編『アンネのこと、すべて』などがある。