Category: books

  • ロボットと蛾

    ロボットと蛾

    ‘The Robot and the Moth’

    Story

    ロボットに心はあるの?

    悲しくせつない愛の物語、リトアニアの至宝コンビの名作絵本が50年の時を経て、日本初邦訳!

    世界で活躍するリトアニア出身、ポーランドを代表する奇才アーティスト・スタシスの出世作!!

    ソ連体制下のリトアニアに生まれた、時代と国境を超えて読み継がれる最高傑作ロボットと蛾の奇跡の愛の物語が、現代の日本によみがえりました。文明の産物である鉄のロボットと、自然の中に生きる感受性豊かな蛾。

    闇と光が織りなす彼らの不思議な交流は、大切なものを失ったときの悲しみと、人間らしい希望が目覚める喜びによって、私たちの心をゆさぶり、深い感動をもたらします。(訳者:櫻井映子)

    作:ヴィータウテ・ジリンスカイテ 絵: スタシス・エイドリゲーヴィチュス  訳:櫻井映子

    定価:1,800円+税 判型:A5半 ページ数:32 ページ
    ISBN978-910956-02-2



    Authors


    作/ ヴィータウテ・ジリンスカイテ

    Vytautė Žilinskaitė

    1930年リトアニアのカウナス生まれ。詩人、散文作家、児童文学作家。『嘘つきの城』『ロボットと蛾』などの代表作は、リトアニア古典児童文学を代表する作品として各国語に翻訳されている。リトアニアの勲章を受章した他、国家賞、児童文学賞など、数々の文学賞を受賞。本作品が初邦訳となる。2024年93歳でヴィリニュスにて逝去。

    絵/スタシス・エイドリゲーヴィチュス

    Stasys Eidrigevičius

    1949年リトアニアのメディニシュケイ生まれ。ポーランド在住。出世作『ロボットと蛾』を始めとする傑作絵本の挿絵画家として高い評価を得た後、絵画、ポスター、オブジェ、版画、写真、演劇など、多方面で創作活動を展開し国際的に活躍している。リトアニアとポーランドの勲章を受章した他、各国から数々の賞を受賞。2024年パネヴェジースにスタシス美術館が開館。邦訳された絵本に『スノー・クイーン』『ながいおはなのハンス』など。

    訳/櫻井映子

    Eiko Sakurai

    リトアニア語翻訳家。東京外国語大学・大阪大学リトアニア語講師。専門はリトアニア語学・リトアニア文学(文学博士)。ヴィルニュス大学留学を機にリトアニアの児童書の収集と研究に着手し、絵本の普及活動も行っている。リトアニアの勲章を受章。主な著書に『ニューエクスプレスプラス リトアニア語』『リトアニアを知るための60章』など。

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    だれのせい?

  • だれのせい?

    だれのせい?

    ‘Who Is To Blame?’

    Story

    森に住むクマの兵士は誇り高い戦士。

    自分の剣の切れ味を試したくて、なんでもかんでも手当たり次第、森中の木を切っていました。

    ある日、上流のダムから水があふれ、自分の砦が壊れてしまいました。

    オレ様の砦を壊したのはだれだ?!

    イタリアの人気絵本作家・エストニアの著名絵本画家が描く「自己中なクマの戦士の犯人探し」。思いがけない真実を発見し、すべては思っていたとおりとはならないことを知る物語。

    作:ダビデ・カリ
    絵:レジーナ・ルック-トゥーンペレ
    訳:ヤマザキマリ
    定価:本体価格2,200円+税
    ISBN978-4-910956-00-8 *幼児以上向け

    購入は下記サイトから

    About the Authors

    作/ ダヴィデ・カリ

    Davide・Cali

    1972年スイス生まれ。イタリア育ち。絵本、児童書、グラフィックノベル作家。これまで180冊以上の著作があり、フランス、ポルトガル、スイス、アメリカ、カナダなど30カ国以上で翻訳出版されている。2006年、「Piano Piano」でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれ、各国から数々の賞を受賞。「THE WRITER」は、ニューヨーク・タイムズの2022年度Best Illustrated Bookに選ばれた。邦訳絵本に「まめまめくん」「うちのネコがきらいです」「ゾウがあのこを 好きになると」など多数。

    絵/ レジーナ・ルック–トゥーンペレ

    Regina・Lukk-Toompere

     1953年エストニア生まれ。絵本画家。1981年、国立エストニア美術アカデミーのブックデザイン・イラスト学科卒業。今までに90冊以上の絵本を制作。エストニア児童書トップ5に15回に選ばれている。2014年にはIBBY(国際児童図書評議会)のオナー・リストに載った。2019年にはエストニアで最も権威のあるエドガー・ヴァルターイラスト賞を授賞した。

    訳/ ヤマザキマリ

    Mari Yamazaki

    1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。)

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    わたしは なれる

  • わたしは なれる

    わたしは なれる

    Sangita Jogi ‘The Women I Could Be’ published by Tara books

    Story

    民族アーティストの絵や伝統的なシルクスクリーン印刷を用いるなど、世界一美しい本を作るといわれているインドのタラブックス。

    この絵本もインドで印刷製本され、アーバン・フォークを受けつぐサンギータの躍動感あふれる美しく楽しい絵が踊る。

    幼くして嫁いだサンギータが労働の合間に、「やりたいことを自由にやれ、なりたいようになれる」遠い世界の扉を開いてくれる

    「これからの女」たちの絵を描きつづける。しなやかな想像力で厳しい現実と闘いつづける抵抗のアート本。

    この本を手にすれば 絵が、本が、ひとりの人を、社会を、世界を、変えることができるかもしないと、信じることができる(訳者:小林エリカ)

    作:サンギータ・ヨギ 訳:小林エリカ
    装丁:名久井直子 
    定価:3,600円+税 判型:B5 ページ数:138 ページ 

    ISBN978-4-910956-01-5
    *子どもから大人まで(総ルビ付き)


    Authors

    訳/ サンギータ・ヨギ

    Sangita Jogi

    2000年インド西部グジャラート州アーメダバード生まれ。

    独学で絵を身につけたアーティストの両親から絵を学ぶ。小学2年生まで学校に通う。幼くしてランジャスタン州の大家族の家に嫁ぎ、一男三女の母になる。労働の合間に絵を描き続け、母・テジュベハンの本を作ったタラブックスに才能を見出され、本著が生まれた。

    訳/ 小林エリカ

    Erika Kobayashi

    1978年東京都生まれ。

    作家・アーティスト。著書に2024年毎日出版文化賞受賞『女の子たち風船爆弾をつくる』『彼女たちの戦争  嵐の中のささやきよ!』『マダム・キュリーと朝食を』など、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』、訳書にアンネ・フランク・ハウス編『アンネのこと、すべて』などがある。

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